午後2時頃に突然、強い眠気を感じて仕事中にウトウトしてしまった、ということはありませんか。
これは体内時計によるもので、睡眠不足に関係なく誰もが経験しうることです。そんなときはトイレに行くとか、窓を開けて外気にあたる、軽くストレッチをするなど、職場でもできる気分転換をすれば眠気は収まりますが、昼寝を取り入れるのも1案です。
大人の昼寝の場合、夜間の睡眠リズムを乱さず、むしろその質を高めるために、取り方に気をつけましょう。ポイントは昼寝の「時間帯」と「長さ」です。夜の睡眠に影響を与えないように、「正午~午後3時まで」の時間帯に「20分以内(高齢者は30分以内)」とすること。時間的には眠気のピークとなる午後2時頃がベストですが、社会人では勤務時間中なので、昼休みを利用しましょう。
早い時間であっても昼間にしっかり眠ってしまうと、夜の寝つきが難しくなります。そこで、浅い眠りのうちに終わらせるのが効果的で、それには20分間が限界です。それ以上長く眠ると、起きた後でも強い眠気が続いてリフレッシュできません。(ただし、高齢者の場合は深い眠りに達するのに時間がかかるため、30分間程度を目安にしてください。)
眠いときは横になりたくなりますが、深い眠りに落ちやすいので、できれば楽な態勢でソファや椅子に座ったまま寝るか、苦しくなければ机にうつ伏せになって寝ましょう。最近は、デスク用のお昼寝枕や枕になるペンケースなどアイデア商品もいろいろありますので、チェックしてみては?短時間で起きる自信がない方は、寝る前にカフェインを摂取しておくこと。カフェインの効果は飲んでから15~20分後に出始めるので、アラーム代わりになります。もちろん、心配ならちゃんとしたアラームを掛けておきましょうね!