体内時計のリセットにも
朝食を食べたほうが健康にいいことはわかっていても、「起きたばかりで食欲がない」「食べる時間がない」「ダイエット中」などの理由で、つい抜いてしまいがちになっていませんか。前日の夕食から半日あまりも食べずにいて、胃の中は空っぽ状態を考えると、朝食は1日をスタートさせるための大切なエネルギー補給源です。だから、英語の「breakfast(朝食)」の語源は「断食(fast)を破る(break)」という意味なのです。
睡眠中に休息していた脳や体にエネルギーを補給するには、栄養バランスのとれたものを良く噛んでしっかり食べること。脳が活性されて体温も上がり、胃も活発に動くことで、体全体がエネルギッシュに働きだし、体内時計のリセットにも役立ちます。さらに、朝食を規則正しくとる習慣が身につくと、食べる1時間ほど前から消化器系が動きだして目覚めを促すようになります。
「朝のみそ汁は健康の源」などといいますが、朝食は基本的に和食でも洋食でもOK。朝は時間がないというなら、コンビニエンスストアでおにぎりと野菜ジュースを調達するのも一案です。朝から食欲がなくて朝食を抜いてきたという方は、リンゴやバナナなどの果物、ヨーグルトなどを少しだけでも口に入れましょう。それを毎日続けることで量が増えていき、やがて朝からきちんと食べる習慣が身につくようになります。朝から元気に活動するために、みんなで朝食習慣を身につけましょう!