多くの方が夕食をメインにした食生活を送っていますが、生活習慣病や肥満、睡眠リズムの乱れなども考えると、できれば朝食、昼食は栄養価の高いものにして、夕食は低脂肪で消化の良いものが理想です。そうはいっても、時間に追われずにゆっくりとおいしいものが食べられる夕食は楽しみなはず。それならば、時間帯に気をつけて、就寝3~4時間前には食べ終わるようにすることが大切です。
夕食に食べたものの消化が終わらないうちに就寝すると、体は眠っているのに胃や腸はまだ働いていることになります。そんな状態では深い睡眠に入ることはできず、すっきり目覚めることもできません。しかも、余分なエネルギーは脂肪として蓄積されて肥満の原因になるほか、胃もたれや胸焼け、逆流性食道炎の誘因になります。健康的な食生活を保つなら、夕食は遅くても9時頃までにすませたいところです。どうしても遅くなる場合は、消化に時間がかかるタンパク質を控えて、消化の良いもの(雑炊、うどんなど)を中心に、量も腹8分目程度にしましょう。
また、早めに夕食をとるのも考えもの。寝る前にお腹が空いて眠れなくなったこと、経験ありませんか。がまんして眠ろうとしても、ますます目がさえて眠れなくなるんですよね。ただ、夜食をとるにも、寝る前ではやはりおススメできません。どうしても寝つけないときは、ノンカフェインのハーブティーやホットミルクなどの飲み物を。それでも満たされないならスープにして、具で調整してみましょう。食べ過ぎ注意ですよ。