睡眠時間は、その人に合っていなければ短すぎても長すぎても健康を害する原因になりますが、合っていれば問題はないということです。例えば、ショートスリーパーと呼ばれている、短時間睡眠者として有名なナポレオンは、1日3時間しか眠らなかったといわれていますし、マーガレット・シャッチャーやビル・ゲイツも4~5時間の睡眠だとか。反対にロングスリーパー(長時間睡眠者)とされるアインシュタインは、1日10時間の睡眠が必要だったようです。
いずれにしても、彼らの睡眠時間で体調を崩さずに生活できるのは、遺伝子レベルによると見られ、決して生活習慣になじんだ結果ではありません。多少の短縮は可能であっても、時間を有意義に使えるイメージだけでショートスリーパーを目指し、眠気をがまんして睡眠時間を削るより、自分の睡眠のリズムや質を知ることが大切です。無理をすれば、いずれそのツケは回ってくることを肝に銘じておきましょう。