「ブルーライトは目に悪い！」と聞いたことがあっても、その理由を正しく理解している方は少ないのではないでしょうか。そもそもブルーライトとは、
・私たちが目にする光線（可視光線）の中で一番強いエネルギーをもつ青色の光
・波長が３８０～５００nm（ナノメートル）程度で、紫外線に非常に近い光
・角膜や水晶体を透過して網膜まで到達する光
・パソコンなどのLEDディスプレイや照明に多く含まれる光
などの特徴があり、人工光だけでなく自然界にも存在している光です。
「ブルーライトが眠りを妨げる」とも聞いたことはありませんか。これは、ブルーライトが体内時計に一番影響を与える光だからです。但し、前回の記事（「夜は間接照明でオシャレに！？」参照）でお話したように、明るい光全体がメラトニンの分泌を抑えてしまうこともお忘れなく。つまり、ブルーライトだけを注意すればよいということではないのです。そうはいっても、就寝直前にブルーライトを浴びると網膜が刺激され、脳が「朝だ!?」と判断して眠気を抑えてしまうことになりかねません。
睡眠の質を低下させないためには、テレビ、パソコン、スマホなどのデジタル機器の画面を見過ぎないようにし、寝る１時間前くらいからは強い照明を避けておきたいところ。…いえ、わかってるんです。わかってはいても、ついついテレビや動画を見たり、SNSをチェックしてしまったりするんですよね。。。今は、ブルーライトカットの眼鏡があったり、スマホにはブルーライト軽減機能やアプリもあったりします。そういったアイテムも活用しつつ、夜のブルーライトとは上手につき合っていきましょう！